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いぼ

いぼ

こんなお悩み・症状はありませんか?

  • 手や足の指に、ざらざらした硬いできものがある
  • 足の裏に歩くと痛みや違和感を感じるしこりがある
  • 子どもの手指や足の裏にいぼができて、増えてきた・広がっている
  • 市販のいぼ用絆創膏・液を使い続けているが改善しない
  • いぼが周囲に広がり、数が増えてきた
  • 液体窒素による治療を受けているが、なかなか治らない
  • 顔や首にイボ状の小さな突起が増えてきた
  • 魚の目・たこと思って放置していたが、皮膚科でいぼと指摘された
  • 爪の周囲にでこぼこした盛り上がりができている

上記のような症状でお困りの方は、一人で悩まずお気軽にまどか皮ふ科クリニックへご相談ください。

いぼとは

いぼ(疣贅:ゆうぜい)とは、皮膚の一部が隆起してできる「できもの」の総称です。日常会話では幅広い意味で使われますが、皮膚科においては一般的に、ヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染によって生じる「ウイルス性疣贅(尋常性疣贅:じんじょうせいゆうぜい)」を指すことがほとんどです。

いぼは、皮膚科の外来診療の場においては日常的によくみられる疾患のひとつです。「気づいたときにはすでに大きくなっていた」「子どものころから治らずにいる」「いつのまにか増えてしまった」というお声を患者様からよくうかがいます。当院においても、年代を問わず多くの患者様がいぼのご相談でご来院されています。

日本皮膚科学会の「尋常性疣贅診療ガイドライン2019」では、いぼ(疣贅)の主な種類を以下のように整理しています。

足裏の尋常性疣贅
種類 特徴
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい) 最も一般的なウイルス性のいぼ。手指・足底・爪周囲に多くみられ、ざらざらした硬い隆起が特徴。表面に赤黒い点々(点状出血)がみられる。
足底疣贅(そくていゆうぜい) 足底の荷重がかかる部位にできる角化の強いいぼ。尋常性疣贅のひとつ。歩行時に痛みをともなうことがある。魚の目やたこと間違われやすい。
扁平疣贅(へんぺいゆうぜい) 顔や手の甲に生じる、平坦で褐色調の小さないぼ。若い年齢層に多く「青年性扁平疣贅」とも呼ばれる。
軟線維腫(アクロコルドン) 首・脇など皮膚の柔らかい部位にできる糸状ないし懸垂性の突起。ウイルス感染とは無関係の良性の変化。
脂漏性角化症(老人性いぼ) 加齢や光線曝露に伴い、顔や体幹に生じる茶褐色の良性のできもの。20代から現れることもある。

まどか皮ふ科クリニックでは皮膚科専門医として、症状のできた部位・大きさ・経過をていねいに確認し、適切な診断と治療をご提案しています。

いぼの症状

いぼの症状は種類や発生部位によって異なります。代表的なものをご説明します。

尋常性疣贅の症状

手指・足底・爪の周囲に好発します。初期は小さな丘疹(小さな盛り上がり)として始まり、徐々に角質化してざらざらとした硬い隆起になります。表面にはウイルスの定着とともに血管が角質内に侵入することで「赤黒い点々(点状出血)」がみられるのが特徴です。単発のこともありますが、放置すると周囲に広がり多発したり、家族にうつしてしまうことがあります。「触るたびに増えている気がする」とおっしゃる患者様のお声をよくうかがいます。

足底疣贅の症状

尋常性疣贅のひとつであり、足の裏の荷重がかかる部位にできるため、歩行時に痛みや違和感をともなうことがあります。表面が平坦で内側に向かって角化が進むため、魚の目(鶏眼)やたこ(胼胝)と見た目がよく似ており、自己判断が難しい疾患です。患部を削ると表面に点状出血が確認されることが、いぼと魚の目を区別する重要な手がかりになります。

扁平疣贅の症状

顔や手の甲に、平坦で表面がなめらかな褐色の小さな隆起が多発します。自覚症状はほとんどありませんが、引っかいたり触ったりすることで線状に広がる「ケブネル現象」が起こりやすいのが特徴です。「シミかと思って長年放置していた」という患者様もいらっしゃいます。

【副作用・注意事項について】

症状が出たときにスマートフォンで写真を撮っておいていただくと、受診時の診断に役立ちます。いぼと魚の目・たこの見分けは、専門医による診察とダーモスコピー検査によって正確に行うことができます。

いぼの原因

いぼの主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)による表皮細胞への感染です。HPVは現在220種類以上の型が確認されており、感染する部位や発症するいぼの型によって関与するウイルスの型が異なります。尋常性疣贅では主にHPV-2型・4型などが検出されます。

感染経路と発症のしくみ

HPVは環境中に広く存在しており、皮膚の微小な傷口や表皮の小さな亀裂からウイルスが侵入して感染します。感染してからいぼとして確認できるようになるまでの潜伏期間は1~3ヶ月程度とされていますが、それより長い場合もあります。

感染のきっかけとなる傷ができやすい状況として、以下のようなものが挙げられます。

  • 靴と擦れやすい足指・足底(サイズの合わない靴や硬い床での裸足歩き)
  • 爪まわりの甘皮をいじったり引きちぎったりした傷
  • アトピー性皮膚炎による掻き傷(肘の内側・膝裏など)
  • 髭剃りによる毛穴周囲の小さな傷
  • プールサイドや公共の更衣室での素足歩き

免疫力との関係

いぼに対する免疫は個人差があり、同じ環境にいてもいぼができやすい方とそうでない方がいます。過労や睡眠不足・ストレスなどで免疫力が低下している状態では、いぼが広がりやすかったり治りにくくなることがあります。また、いぼを気にしてしまい、触ったり引っかいたりすることでウイルスが他の部位に「自家感染」して広がるケースも多くみられます。

いぼが難治化する理由

いぼを早期に治療せず放置したり、市販薬で対処を続けていると、ウイルスに感染した「いぼの芯」が皮膚の深部(毛穴・汗腺の奥)まで入り込んでしまい、完治まで長くかかることがあります。「ずっとスピール膏を貼っていたけど治らない」「他院でなかなか改善しない」とおっしゃる患者様のご相談を当院でも多くお受けしています。いぼは早期受診・早期治療が回復への近道です。

いぼの治療

当院では、日本皮膚科学会の「尋常性疣贅診療ガイドライン2019」に基づき、いぼの種類・部位・大きさ・経過などを総合的に判断したうえで治療方針をご提案します。

液体窒素による凍結療法(第一選択)

いぼ治療の第一選択として、マイナス196℃の液体窒素を患部に当てて組織を凍結・壊死させる「凍結療法」が広く用いられています。ガイドラインでも推奨度Aとして位置づけられており、保険適用が可能な治療法です。

治療後は1~2日程度の痛みや軽度の水疱(血豆)が生じることがありますが、これはいぼの組織が壊死に向かっているサインであり、治療が効果的に作用している状態です。治療は通常2週間おきに繰り返す必要があり、いぼの大きさや深さによっては数ヶ月にわたる継続治療が必要になることもあります。

ヨクイニン内服

ハトムギの種子を原料とした生薬「ヨクイニン(薏苡仁)」は、いぼに対する免疫賦活作用があるとされ、保険適用で内服治療が行われています。ガイドラインでは推奨度Bとして位置づけられており、液体窒素凍結療法と組み合わせることで相乗効果が期待されます。継続して内服することが重要であり、「飲み続けていたらいぼがポロリと取れた」というお声をいただくこともあります。

サリチル酸ワセリン外用

角質を軟化・剥離させる作用をもつサリチル酸ワセリン製剤の外用は、保険適用のある治療法のひとつです(ガイドライン推奨度A)。角化が強いいぼや足底疣贅では、液体窒素凍結療法と組み合わせることで治療効果を高めることができます。

活性型ビタミンD3外用

保険適用外となりますが、過剰な角質化の抑制とともにいぼ本体の消退を促す効果が複数の報告で示されています(ガイドライン推奨度C1)。特に小児や角化の強い難治性疣贅に対して、液体窒素凍結療法・サリチル酸ワセリン外用と組み合わせて使用することがあります。詳細は受診時にご相談ください。

電気凝固法

標準療法で効果が不十分な場合、局所麻酔下にいぼ組織を高周波電気メスで焼灼する「電気凝固法」を選択することがあります(ガイドライン推奨度B)。いぼの芯をより確実に除去できる治療法ですが、施術時の痛みや施術後に瘢痕が残るリスクがあるため、部位・状態を慎重に検討したうえで適応を判断します。

【副作用・注意事項について】

凍結療法後は、処置部位に痛み・水疱・色素沈着が生じることがあります。水疱は無理に破らず清潔に保つことが大切です。ヨクイニン内服では、まれに胃部の不快感・下痢などの消化器症状が現れることがあります。気になる症状が生じた場合は自己判断で中断せず、当院へご連絡ください。

【受診のタイミングについて】

いぼは早期に治療を開始するほど、少ない通院回数で改善が期待できます。放置すると難治化し治療期間が長くなる傾向があります。「これくらいで受診してもよいのか」とためらわず、早めにご相談ください。足の裏のしこりが魚の目かいぼか判断がつかない場合も、ぜひ皮膚科での診察をお受けください。

高藤先生のひとこと

いぼは痛みがない場合も多く、一見、たいしたことないと思われがちな疾患ですが、放置することで難治化し、治療期間が大幅に延びてしまうことがあります。「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる患者様のお声を、外来でよくうかがいます。

また、いぼは足底にできると魚の目やたこと混同されることが多く、適切な治療開始が遅れるケースも少なくありません。見た目だけでは判断が難しいため、気になるできものがあれば、ダーモスコピーを用いた正確な診断を受けることをおすすめします。

また、いぼ治療は継続が大切です。「治ったかな」と思って通院を中断してしまうと、根元に小さく残っていた場合などに再び大きくなってしまうことがあります。患者様の生活リズムや通院ペースに合わせながら、一緒に根気よく治療を続けていきましょう。気になる症状がある方は、ぜひまどか皮ふ科クリニックにお気軽にご相談ください。
まどか皮ふ科クリニックが入る建物の外観

アクセス

まどか皮ふ科クリニック
〒560-0015
大阪府豊中市赤阪1丁目1番32号 
豊中赤阪ウェルビーイングテラス3階


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  徒歩約2分

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