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顕微鏡検査

顕微鏡検査

こんなお悩み・症状はありませんか?

  • 足の指の間がじくじくして、皮がむけたりかゆみがある
  • 爪が厚く濁り、白っぽくまたは黄色みを帯びてきた
  • 股や太もも内側に輪郭のはっきりした赤い発疹が広がっている
  • 体や腕に丸みを帯びたリング状の赤い発疹が現れた
  • 頭皮にフケや赤みがあり、かゆみが続いている
  • 市販の水虫薬を使っても改善しない、またはなかなか治らない
  • 皮膚科でもらった薬を塗ったが、カビが原因かどうか確認したい
  • 同じ場所に湿疹のような症状が繰り返し現れる

上記のような症状でお困りの方は、一人で悩まずお気軽にまどか皮ふ科クリニックへご相談ください。

顕微鏡検査(直接鏡検法)とは

顕微鏡検査(直接鏡検法)とは、皮膚の病変部から採取した皮膚組織(鱗屑・水疱の一部など)を顕微鏡で直接観察し、真菌(カビの一種)が存在するかどうかを確認する検査です。医療機関では「KOH直接鏡検法」とも呼ばれ、水酸化カリウム(KOH)溶液を用いて皮膚・毛・爪などの角質を溶かし、真菌の菌糸や胞子を浮かび上がらせて確認します。

なお、顕微鏡検査は真菌感染症の診断だけでなく、疥癬(ダニによる感染症)や毛包虫(デモデックス)などが疑われる場合の検査にも用いられることがあります。症状に応じて適切な検査方法をご提案しますので、気になる症状がある場合はご相談ください。

当院では、「水虫だと思って市販薬を使っていたが、なかなか治らない」「皮膚科でもらった薬でも改善しない」とおっしゃる患者様に多くご来院いただいています。こうした場合、実際には真菌以外の原因による皮膚炎(接触皮膚炎・湿疹など)であることも少なくありません。顕微鏡検査は、こうした「見た目が似た疾患」を正確に鑑別するための、皮膚科診療において非常に重要な検査です。

顕微鏡のイメージ

痛みはなく、結果は検査当日に確認できるという点も、この検査の大きな特長です。

顕微鏡検査で確認できる主な症状・疾患

顕微鏡検査は、以下のような皮膚疾患の診断に用いられます。

疾患名 主な症状・特徴
足白癬(水虫) 足の指の間・足底・足縁などに皮むけ・かゆみ・水疱・じくじくとした湿潤が生じます。趾間型・小水疱型・角質増殖型などに分類されます。
爪白癬(爪水虫) 爪が白濁・黄褐色化し、厚く変形・崩れやすくなります。かゆみは少ないですが、進行すると正常な爪に戻りにくいため早期治療が重要です。
体部白癬(たむし) 体幹・腕・脚などに輪郭のはっきりした環状・弧状の赤い発疹が広がります。中央部は治癒傾向で周縁が活動性を示します。
股部白癬(いんきんたむし) 股・大腿内側・臀部に赤みとかゆみを伴う発疹です。環状に拡大することが多く、夏季・多汗・肥満が誘因となります。
カンジダ症 皮膚・爪・口腔・外陰部などに生じる真菌感染です。免疫低下・糖尿病・長期抗菌薬使用などが背景にあることが多いです。
マラセチア関連皮膚疾患 頭皮・顔・前胸部・背部などに生じる脂漏性皮膚炎やマラセチア毛包炎です。ニキビと見た目が似ていることがあります。

真菌感染が起こる原因

真菌(皮膚糸状菌・カンジダ・マラセチアなど)は、自然界や私たちの皮膚にも常在しており、健康な皮膚バリアが保たれている状態では感染が成立しにくい存在です。しかし、以下のような条件が重なると感染・増殖しやすくなります。

高温多湿の環境

真菌は温かく湿った環境を好みます。夏季の発汗・通気性の低い靴の着用・プールや銭湯などの共用施設の利用が感染のリスクを高めます。特に足白癬は、感染した皮膚の落屑(ふけ状の皮膚片)が床などに付着し、そこを素足で歩くことで広がります。

皮膚バリア機能の低下

皮膚のバリア機能が低下していると、真菌が角質に侵入しやすくなります。乾燥・かぶれ・擦り傷・長時間の水仕事などにより皮膚に小さな傷があると感染リスクが高まります。また、高齢になると皮膚の角質が分厚くなりやすく、白癬のリスクも増す傾向があります。

全身的な免疫・代謝の状態

免疫力が低下している方(ステロイドや免疫抑制剤の長期使用、HIV感染など)や、糖尿病の患者様では真菌感染が重症化したり、繰り返しやすい傾向があります。「なかなか治らない」「再発を繰り返す」という場合は、背景にある全身疾患の確認も重要です。

【受診のポイント】

市販の外用抗真菌薬や、他院で処方された薬をすでに使用している場合は、菌が検出されにくくなることがあります。受診前の1週間程度は外用を中断していただくと、より正確な検査結果が得られる場合があります。ご不安な場合はご来院時にお気軽にご相談ください。

顕微鏡検査の流れと治療

検査の流れ

①病変部の確認

皮膚の白っぽくなった部分、水疱の縁、爪の変色部分など、真菌が存在しやすい部位を医師が確認します。

②検体の採取

ピンセットや専用のスパーテルを用いて、鱗屑(うろこ状の皮膚)、水疱の一部、または爪の一部を少量採取します。痛みはほとんどありません。

③プレパラートの作製

採取した検体をガラス板(プレパラート)に乗せ、KOH(水酸化カリウム)溶液を滴下します。KOHが角質成分を溶かし、真菌の構造体(菌糸・胞子)だけを残します。

④顕微鏡での観察

専用の顕微鏡で観察し、真菌の菌糸・胞子の有無を確認します。陽性であれば、疾患の種類や部位に応じた治療方針をご提案します。

⑤結果説明

検査結果はその日のうちにご説明します。陽性・陰性いずれの場合も、次のステップ(治療方針または追加検査)についてわかりやすくご説明します。

真菌陽性の場合の治療

日本皮膚科学会の「皮膚真菌症診療ガイドライン2019」に基づき、疾患の種類・重症度・部位に応じた適切な治療をご提案します。

外用抗真菌薬

足白癬・体部白癬・股部白癬などの軽~中等症では、外用抗真菌薬(テルビナフィン・ルリコナゾール・ラノコナゾールなど)が第一選択です。正確な診断のもとで適切な薬剤を選択することが、治療効果を高め再発を防ぐうえで重要です。

内服抗真菌薬

爪白癬・頭部白癬・重症例・外用薬で効果が不十分な場合は、内服抗真菌薬(テルビナフィン・イトラコナゾール・ホスラブコナゾールなど)が適応となります。肝機能への影響が生じる場合があるため、定期的な血液検査を行いながら治療します。

なお、顕微鏡検査で真菌が検出されなかった場合(陰性)であっても、採取した部位で検出されなかっただけである場合があります。炎症が強い場合や臨床的に真菌感染が強く疑われる場合は、再検査や培養検査(菌種同定)を行うことがあります。症状が続くときは、どうぞお気軽にご相談ください。

【副作用・注意事項について】

内服抗真菌薬は、肝機能障害・消化器症状(吐き気・胃部不快感など)・薬物相互作用に注意が必要です。服用中に気になる症状が現れた場合は、自己判断で中断せず速やかに当院へご連絡ください。また、他の医療機関で処方されているお薬との飲み合わせがある場合がありますので、必ずお申し出ください。

高藤先生のひとこと

「水虫かな?」と思いつつも市販薬を試し続け、なかなか改善しないままご来院される患者様は少なくありません。実際には、水虫(白癬)と見た目が似た湿疹やかぶれである場合も多く、そのまま抗真菌薬を使い続けても効果が出ないのは当然のことです。顕微鏡検査は数分で結果が出る検査ですので、「まず原因を確認する」という一歩がとても大切です。

また、爪白癬は見た目の変化がゆっくり進むため、受診が遅れがちです。爪が厚く濁ってきた、形が変わってきたと感じたら、早めにご相談ください。適切な治療を続けることで、症状の改善を実感される患者様も多くいらっしゃいます。

「これくらいで受診してもいいのだろうか」と感じる必要はありません。気になる皮膚症状があれば、ぜひまどか皮ふ科クリニックにお越しください。患者様お一人おひとりの状態を丁寧に確認しながら、最適な治療方針をご提案します。
まどか皮ふ科クリニックが入る建物の外観

アクセス

まどか皮ふ科クリニック
〒560-0015
大阪府豊中市赤阪1丁目1番32号 
豊中赤阪ウェルビーイングテラス3階


公共交通機関

バスでお越しの方

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  徒歩約2分

電車でお越しの方へ

・ 阪急宝塚線本線「豊中駅」より徒歩約18分
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駐車場・駐輪場

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・駐輪スペースあり


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