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多汗症

多汗症

こんなお悩み・症状はありませんか?

  • 緊張していないのに手のひらや足の裏に大量の汗をかく
  • わきの汗が多く、洋服に汗ジミができて困っている
  • 汗で書類や紙がぬれてしまい、仕事や勉強に支障が出ている
  • 人と握手したり手をつないだりすることに強い抵抗がある
  • スマートフォンや電子機器が汗で誤作動することがある
  • 顔や頭部に大量の汗をかき、人前に出ることが怖い
  • 汗のにおいが気になって外出が億劫になっている
  • 学生時代から症状があり、市販の制汗剤では改善しない
  • 家族にも同じような症状があり、体質だとあきらめている

上記のような症状でお困りの方は、一人で悩まずお気軽にまどか皮ふ科クリニックへご相談ください。

多汗症とは

多汗症とは、日常生活において必要以上の発汗が生じ、生活や社会活動に支障をきたす疾患です。暑さや運動、緊張といった通常の発汗誘因がなくても大量の汗をかく状態が続くとき、単なる「汗っかき体質」ではなく医療的な対応が必要な病態と考えられます。

汗を分泌するエクリン汗腺は全身に存在しますが、多汗症では特定の部位(手のひら・足の裏・わきの下・顔面・頭部など)に過剰な発汗が集中する「局所性多汗症」と、全身に多量の汗が出る「全身性多汗症」に大別されます。日本人に最も多くみられるのは局所性多汗症で、中でも手のひらと足の裏に症状が出る掌蹠(しょうせき)多汗症や、わきの下の腋窩(えきか)多汗症が代表的です。

また、多汗症は原因の有無によって「原発性多汗症」と「続発性多汗症」に分類されます。原発性多汗症は明らかな原因疾患を持たないもので、多汗症全体の多くを占めます。続発性多汗症は甲状腺機能亢進症・糖尿病・薬剤の副作用など、基礎疾患や薬の影響によって発汗が増加するタイプです。

種類 特徴
原発性局所多汗症 明らかな原因がなく、手のひら・わき・足の裏・顔面などの特定部位に多量の発汗が生じます。多汗症の中で最も一般的なタイプです。
原発性全身多汗症 明らかな原因がなく、全身に多量の発汗がみられます。睡眠中にも発汗が続くことがあります。
続発性局所多汗症 神経障害や薬剤の影響などにより、特定部位に多量の発汗が生じます。
続発性全身多汗症 甲状腺機能亢進症・糖尿病・悪性腫瘍・薬剤副作用などが原因で全身の発汗量が増加します。

まどか皮ふ科クリニックでは、皮膚科専門医が、患者様お一人おひとりの症状・生活背景を丁寧にうかがいながら、適切な診断と治療をご提案しています。

多汗症の症状

多汗症の症状は、発汗する部位と日常生活への影響の程度によってさまざまです。代表的なものを以下にご説明します。

手掌・足蹠多汗症(手のひら・足の裏)

手のひらや足の裏に大量の汗をかくタイプで、局所性多汗症の中でも特に多くの患者様がお悩みです。「書類に汗がにじんで字が書けない」「スマートフォンの画面が汗で反応しなくなる」「足の裏の汗で靴の中が常にぬれた状態になる」「水虫の治療をしているがなかなか良くならない」などのお声をよくうかがいます。幼少期から症状が始まり、思春期ごろに悪化する傾向があります。

腋窩多汗症(わきの下)

わきの下に多量の発汗が生じるタイプです。洋服に大きな汗ジミができることで、対人関係や職場での不安・ストレスにつながるケースが少なくありません。「白い服も黒い服も着られない」「制汗剤を何度使っても追いつかない」といった悩みを抱える患者様が多くいらっしゃいます。

頭部・顔面多汗症

頭部や顔面に多量の汗をかくタイプです。顔から汗が滴り落ちる状態が人前での活動を難しくし、QOL(生活の質)に大きく影響します。食事中に顔汗が出やすい「味覚性発汗」もこのタイプに含まれることがあります。

多汗症の重症度分類(HDSS)

多汗症の重症度は、患者様の主観的な生活への支障度を4段階で評価する「汗の重症度スコア(Hyperhidrosis Disease Severity Scale:HDSS)」を用いて判定します。スコア3~4は日常生活に明らかな支障をきたす「重症」とされ、治療の積極的な導入が検討されます。

スコア 状態
スコア1 発汗はまったく気にならず、日常生活に支障がない
スコア2 発汗は我慢できる程度だが、日常生活の妨げになることがある
スコア3 発汗が我慢できず、日常生活に頻繁に支障をきたす
スコア4 発汗が我慢できず、常に日常生活に支障をきたす

【受診のポイント】

症状の出やすい時間帯・状況・部位と、日常生活への影響の程度をメモしておくと、診察時の参考になります。症状が出ているときの写真もお持ちいただけるとより詳しい評価が可能です。

多汗症の原因

発汗は、脳の視床下部にある体温調節中枢からの指令を受けた自律神経(交感神経)が、エクリン汗腺を刺激することで引き起こされます。多汗症では、この交感神経の過剰な興奮によってエクリン汗腺が必要以上に活発に働き、大量の汗が分泌されます。

遺伝的要因

原発性局所多汗症には遺伝的な背景が関与していると考えられており、家族内に同様の症状を持つ方がいるケースが多くみられます。「親も同じで、昔から体質だと思っていた」というお声は当院でもよくうかがいます。遺伝的な素因があると、交感神経が外部からの刺激に対してより敏感に反応しやすくなります。

精神的ストレス・緊張

精神的ストレスや緊張は、交感神経の活動を高め、多汗症の症状を増悪させる大きな誘因です。「人前で発表するときに手のひらから汗が止まらなくなる」「面接のたびに汗が滴り落ちる」といった状況は、多くの患者様が経験されています。ストレスそのものが原因ではなく、ストレスが引き金となって交感神経が過剰に反応することが問題です。

基礎疾患・薬剤(続発性多汗症)

全身性多汗症の場合、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、糖尿病、悪性腫瘍、感染症、閉経後のホルモン変動などの内科的疾患が背景にあることがあります。また、一部の降圧薬・抗うつ薬・解熱鎮痛薬なども発汗を増加させる副作用を持つことがあります。このような場合は基礎疾患の治療が優先されます。

多汗症の治療

当院では、日本皮膚科学会の診療指針と最新のエビデンスに基づき、患者様の症状の部位・重症度・生活背景を総合的に評価したうえで治療方針をご提案します。

内服療法(抗コリン薬)

発汗をコントロールする自律神経(交感神経)の働きをブロックする抗コリン薬の内服が、全身の発汗抑制を目的として使用されることがあります。広い範囲の多汗症に対して有効性が期待されますが、口の渇き・便秘・排尿障害・眼の調節障害などの副作用が生じる可能性があるため、患者様の全身状態や他の薬剤との相互作用を確認したうえで処方します。

グリコピロニウムトシル酸塩水和物(ラピフォートワイプ)外用およびソフピロニウム臭化物(エクロックゲル)外用

近年保険適用として収載されたわきの多汗症(腋窩多汗症)に対する塗り薬です。塗り薬のため痛みを感じにくく、エクリン汗腺の働きを抑える効果が期待できます。外用に際してはそれぞれ注意点などもありますので、詳しくは医師にご相談ください。

生活習慣の調整

症状を悪化させる誘因(ストレス・睡眠不足・カフェインの過剰摂取・辛い食べ物など)を可能な範囲で避けることも、症状の安定に役立ちます。また、吸湿性の高い素材の靴下や衣類の着用、通気性を意識した生活環境の工夫も、患者様の日常的な負担を軽減するうえで有用です。

【副作用・注意事項について】

いずれの治療においても、副作用や注意事項があります。治療中に気になる症状が現れた場合は、自己判断で使用を中止せず、速やかに当院にご連絡ください。また、他院で処方された薬や市販薬、サプリメントなどを使用されている場合は、必ず受診時にお申し出ください。

【続発性多汗症が疑われる場合について】

全身性の多汗症や、急に発汗が増えた場合、睡眠中にも大量の汗をかく場合などは、甲状腺疾患や内科的疾患が背景にある可能性があります。その場合は内科的な精密検査をおすすめする場合があります。まずは皮膚科専門医にご相談ください。

高藤先生のひとこと

多汗症は、「汗っかき」として長年あきらめてきた患者様が多い疾患のひとつです。「こんなことで受診していいのだろうか」と思われる方も少なくありませんが、多汗症は適切な治療によって症状を大幅に改善できる可能性のある疾患です。

近年腋窩多汗症に関しては保険適用となった薬剤も増え、治療の第一選択が変わってきています。自費診療になるからと諦めていた方にも治療を行えるようになったことは大きな変化といえるかと思います。

症状の重さや部位によって治療の選択肢は異なりますが、一つひとつ丁寧に確認しながら、患者様の生活に合った方法をご提案します。「ずっと悩んでいたけど、相談してよかった」と感じていただけるよう、まどか皮ふ科クリニックで一緒に考えていきましょう。
まどか皮ふ科クリニックが入る建物の外観

アクセス

まどか皮ふ科クリニック
〒560-0015
大阪府豊中市赤阪1丁目1番32号 
豊中赤阪ウェルビーイングテラス3階


公共交通機関

バスでお越しの方

・ 阪急バス「熊野田小学校前」バス停下車
  徒歩約2分

電車でお越しの方へ

・ 阪急宝塚線本線「豊中駅」より徒歩約18分
・阪急宝塚線本線「岡町駅」より徒歩約20分


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・建物正面に提携駐車場(4台)を設置予定
・駐輪スペースあり


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