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接触皮膚炎
(かぶれ)

接触皮膚炎
(かぶれ)

こんなお悩み・症状はありませんか?

  • 触れた部分が赤くなり、かゆみがいつまでも続いている
  • アクセサリーや時計のベルトをつけると皮膚がかぶれる
  • 化粧品やスキンケア製品を変えてから顔に赤みやブツブツが出た
  • 洗剤や消毒液に触れた後、手がヒリヒリする
  • 植物の手入れや草むしりの後から皮膚が腫れてきた
  • 夏になるとアクセサリーが触れていた部分が荒れる
  • 医療用テープや湿布を貼った部分に赤みや水ぶくれが出た
  • 原因不明のかぶれを何度もくり返している
  • お子様の肌が突然赤くただれてきた
  • 市販薬を使っても症状がなかなか改善しない

上記のような症状でお困りの方は、一人で悩まずお気軽にまどか皮ふ科クリニックへご相談ください。

接触皮膚炎(かぶれ)とは

接触皮膚炎とは、特定の物質が皮膚に接触することで起こる炎症性の皮膚疾患です。日常的には「かぶれ」と呼ばれることが多く、乳幼児から高齢の方まで幅広い年齢層にみられます。

接触皮膚炎は、発症のしくみによって次の2つのタイプに分けられます。

① 刺激性接触皮膚炎

強酸・強アルカリ性の物質、摩擦、熱などが皮膚を直接傷つけることで生じます。アレルギー反応とは異なり、刺激が十分に強ければ誰にでも起こりうるのが特徴です。毎日の水仕事や洗剤の使用で手荒れが繰り返される場合は、このタイプであることが多く見受けられます。

② アレルギー性接触皮膚炎

特定の物質(アレルゲン)に対して免疫が過剰に反応することで炎症が起きます。初めて触れたときは症状が出ず、繰り返し接触するうちに「感作(かんさ)」という免疫の記憶が成立し、その後に同じ物質に触れたときに初めてかぶれが生じます。一度感作が成立すると、ごく微量の接触でも症状が現れることがあります。

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、接触皮膚炎の診断にパッチテスト(貼付試験)の実施が推奨されています。当院では患者様の症状・生活背景・職業などをていねいにうかがいながら、原因の特定から治療まで丁寧に対応しています。

接触皮膚炎の症状

症状は、原因物質が触れた部位を中心に現れます。症状の経過は重症度によって異なりますが、代表的なものは以下の通りです。

初期症状

赤み(紅斑)・かゆみ・むくみ(浮腫)が現れます。刺激性接触皮膚炎では接触直後から強いヒリヒリ感・痛みが生じ、境界のはっきりした赤みが特徴です。アレルギー性接触皮膚炎では、原因物質に触れてから数時間~48時間後に症状が出ることが多く、「昨日アクセサリーをつけたあとから今朝から耳の周りが腫れてきた」とおっしゃる患者様をよくお見かけします。

中期以降の症状

炎症が進むと、水ぶくれ(水疱)・じゅくじゅくしたびらん(ただれ)が生じることがあります。さらに、アレルギー性接触皮膚炎では直接触れていない周囲の皮膚にまで症状が広がるケースもあります。

慢性化した場合の症状

症状が長引くと皮膚が厚くなる(苔癬化)、色素沈着(黒ずみ)、かさぶた(痂皮)などが残ることがあります。「かぶれているとは気づかず、ずっと化粧で隠していた結果、シミのように色が残ってしまった」というご相談も当院に多く寄せられます。症状が軽くても放置せず、早めにご来院ください。

接触皮膚炎の原因

原因となる物質(接触抗原・刺激物質)は非常に多岐にわたります。当院に来院される患者様に多い原因物質をご紹介します。

金属類(ニッケル・コバルト・クロムなど)

アレルギー性接触皮膚炎の原因として最も頻度が高い物質のひとつです。アクセサリー・時計のベルト・ベルトのバックル・眼鏡フレームなどが代表的な接触源です。汗によって金属がイオン化すると皮膚への浸透性が高まるため、夏場や運動後に症状が悪化しやすい傾向があります。

化粧品・スキンケア製品

香料・防腐剤(パラベン類など)・染料・乳化剤などが原因となることがあります。普段使い慣れた製品であっても、成分の変更や皮膚バリア機能の低下によって突然かぶれが生じる場合があります。目の周りや口周りなど皮膚が薄い部位は特に注意が必要です。

ゴム・ラテックス製品

ゴム手袋や絆創膏に使用されているゴム加硫促進剤(チウラム類・カルバメート類)がアレルゲンとなることがあります。医療・調理・清掃などの業務で手袋を日常的に使用されている方に多くみられます。

植物・花粉

ウルシやキク科植物などに直接触れることでかぶれが生じます。また、花粉が皮膚に付着することで起こる「花粉皮膚炎」もこのカテゴリに含まれ、花粉の多い季節に顔や首の赤みとして現れることがあります。「鼻炎の症状はないのに顔だけがかゆい」という場合は花粉皮膚炎の可能性があります。

洗剤・消毒液・日用品

洗剤・漂白剤・シャンプー・ハンドソープ・消毒用アルコールなどに含まれる界面活性剤や溶剤が、繰り返し接触することで刺激性皮膚炎を引き起こします。水仕事が多い方の手荒れ・手湿疹はこのタイプに該当することが多くあります。

医薬品・医療用テープ・湿布

湿布(貼付剤)の粘着成分・軟膏の基剤・医療用テープなどが原因となる場合があります。治療目的で使用するものであっても皮膚への刺激やアレルギー反応が生じることがあるため、貼付後に赤みや水ぶくれが現れた場合は使用を中止し、速やかに医師にご相談ください。

接触皮膚炎の治療

接触皮膚炎の治療は、「原因物質の特定・除去」と「薬物療法」の2本柱で行います。症状の程度・部位・原因によって治療方針は異なりますが、当院では患者様お一人おひとりの状況に合わせた対応を心がけています。

① 原因物質の特定と除去

最も重要なのは、原因となっている物質を特定し、接触を避けることです。症状が軽快した後も原因物質への接触を続けると再燃・慢性化するため、根本的な対処として原因の除去が不可欠です。

原因が特定しにくい場合には、パッチテスト(貼付試験)を検討します。これは疑わしいアレルゲンを背中などに貼り付けて48~72時間後の皮膚反応を確認する検査で、日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨されている方法です。

② 外用ステロイド療法

炎症を伴う皮膚には、ステロイド外用薬が中心的な治療となります。ステロイドは炎症を引き起こす物質(サイトカインなど)の産生を抑制し、赤み・かゆみ・腫れを鎮める働きがあります。重症度・部位・年齢に応じて適切なランク(強さ)のステロイドを選択します。

【注意事項】

ステロイド外用薬は適切に使用すれば安全性の高い薬剤ですが、長期使用や顔・頸部など皮膚の薄い部位への高ランク製剤の使用では、皮膚萎縮・毛細血管拡張・ステロイド酒さなどの副作用が生じる場合があります。当院では必要最小限の使用を原則とし、症状改善に合わせて段階的に減量・終了する方針をとっています。自己判断での使用量の変更や急な中止はお控えください。

③ 抗ヒスタミン薬の内服

かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬(アレルギーを抑える内服薬)を併用することがあります。ヒスタミンはかゆみ・炎症を悪化させる物質であり、これを抑制することで症状の緩和をはかります。眠気が出やすいタイプと出にくいタイプがあるため、生活スタイルに合わせた薬を選択しています。

④ 保湿・スキンケア指導

皮膚のバリア機能が低下していると、些細な刺激でも接触皮膚炎を起こしやすくなります。保湿剤の正しい使い方や、皮膚を傷めにくい洗い方・拭き方など、日常のスキンケアについても丁寧にご指導しています。

⑤ 日常生活でのセルフケア

原因物質に触れる際は、手袋の着用・素材の見直し・こまめな洗浄などで接触機会を減らすことが大切です。患部を掻くと角層に傷がつき、細菌感染(とびひなど)を引き起こす恐れがあります。かゆくても掻かないよう心がけ、入浴後はたっぷりと保湿を行いましょう。

症状がなかなか改善しない場合、または原因がわからないまま繰り返す場合は、市販薬での対処を続けずに、皮膚科専門医へのご相談をおすすめします。

高藤先生のひとこと

「かぶれた」と思って受診される患者様の中には、実はアトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎など、接触皮膚炎とは異なる皮膚疾患が隠れていることも少なくありません。見た目が似ていても治療のアプローチはそれぞれ異なります。「どうせかぶれだろう」と放置せず、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

また、当院では患者様お一人おひとりの皮膚の状態・生活環境・お仕事の内容などをしっかりうかがいながら、原因の特定から治療・再発予防まで丁寧にサポートしています。まどか皮ふ科クリニックは大阪府豊中市赤阪で皮膚科・美容皮膚科を診療しています。皮膚のお悩みはお一人で抱え込まず、まずはお気軽にご来院ください。
まどか皮ふ科クリニックが入る建物の外観

アクセス

まどか皮ふ科クリニック
〒560-0015
大阪府豊中市赤阪1丁目1番32号 
豊中赤阪ウェルビーイングテラス3階


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