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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

こんなお悩み・症状はありませんか?

  • 首・肘の内側・膝の裏などにかゆみをともなう湿疹が繰り返し出る
  • 子どもの頃からアトピー性皮膚炎があり、大人になった今も続いている
  • 一度治まったはずなのに、社会人になってから再発してしまった
  • ストレスや季節の変わり目になると症状が悪化する
  • かゆくて夜中に目が覚めてしまい、睡眠が十分に取れていない
  • 掻いてしまうと皮膚が傷つき、ジュクジュクした状態になる
  • 市販薬を使っても一時的にしか改善せず、繰り返してしまう
  • ステロイドの外用薬が怖くて、うまく使えていない
  • 顔や首など人目につく部位に症状が出て、外出が億劫になっている
  • 子どもの症状がひどくなっており、適切な治療方針を知りたい

上記のようなお悩みがある方は、一人で抱え込まずにまどか皮ふ科クリニックへご相談ください。

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、強いかゆみをともなう湿疹が全身に繰り返し現れる慢性の皮膚疾患です。日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」では、「増悪・寛解を繰り返す、かゆみのある湿疹を主病変とする疾患で、患者の多くにアトピー素因がある」と定義されています。

アトピー素因とは、アレルギー反応を起こしやすい遺伝的な体質のことで、患者様ご本人や血縁者にアレルギー性疾患(気管支ぜんそく・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎など)がみられることが多いです。

発症のピークは乳幼児期であり、幼稚園・保育園生から小学生や中学生に多い疾患ですが、思春期・成人期になって初めて発症したり、いったん落ち着いた症状が成人後に再燃したりするケースも少なくありません。当院の外来でも「社会人になってから急に悪くなった」「妊娠や出産を機に症状がぶり返した」というご相談を多くうかがいます。

まどか皮ふ科クリニックでは、患者様お一人おひとりの症状・生活背景・年齢に応じた診断と治療方針をご提案しています。

アトピー性皮膚炎の症状

アトピー性皮膚炎の症状は、大きく「皮膚の変化」と「かゆみ」の二つに分けて理解することが大切です。

皮膚の変化(病変の種類)

湿疹の状態は症状の段階によってさまざまな形で現れます。

  • 急性期(炎症が強い時期):赤みが強く、小さな水ぶくれ(小水疱)が現れ、ジュクジュクした状態(滲出液をともなう)になることがあります。
  • 慢性期(繰り返す時期):皮膚が厚く硬くなる「苔癬化(たいせんか)」や、色素沈着・色素脱失(かゆみや炎症の後に残る色の変化)が現れることがあります。
  • 乾燥・粉ふき:皮膚のバリア機能が低下しているため、全体的に乾燥が強く、白い粉をふいたようになります。

かゆみのパターンと悪化サイン

かゆみはアトピー性皮膚炎においてとてもつらい症状のひとつです。アトピー性皮膚炎のかゆみは、特に夜間~早朝に悪化しやすいという特徴があります。「夜中に気づいたら掻いていた」「かゆくて眠れない夜が続いている」というお声を外来で非常に多くうかがいます。かゆみがあると掻いてしまい、皮膚のバリア機能がさらに低下する「かゆみの悪循環」が生じます。Itch-scratch cycleとよばれるこの悪循環を早期に断ち切ることが、症状を落ち着かせるとても大切なポイントになります。

年齢・部位による症状の違い

年齢層 症状が出やすい部位 特徴
乳児期(2歳未満) 頭部・顔・首・背中・おむつまわり 頭・顔などから始まり、悪化とともに全身へ広がりやすい
幼児~小学生 首・肘の内側・膝の裏側 関節の屈曲部(曲げ伸ばしする部位)に出やすい
中高生・成人 顔・首・胸・背中 上半身に症状が集中しやすく、左右対称に現れることが多い

なお、アトピー性皮膚炎の診断には「かゆみをともなう湿疹が一定の部位に繰り返し現れること」「症状が少なくとも2ヶ月以上続いていること(乳児では1ヶ月以上)」などの基準があります。かゆみに悩まれている場合や肌荒れが長く続く場合などには早めに治療を受けることをおすすめします。

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎は、複数の要因が重なって発症・悪化すると考えられています。大きく分けると「皮膚のバリア機能の低下」「免疫の過剰反応(アレルギー反応)」「環境・生活要因」の三つが絡み合っています。

皮膚バリア機能の低下

健康な皮膚の表面には、「天然保湿因子(NMF)」や「セラミド」などの保湿成分が豊富に存在し、外界の刺激から身体を守っています。アトピー性皮膚炎の患者様では、フィラグリンなどの皮膚バリアを構成するたんぱく質をつくる遺伝子に変異がみられることがあり、バリア機能が低下しやすい体質があると考えられています。湿疹ができたり、かきこわしなどによりバリア機能が低下すると皮膚から水分が逃げやすくなることにより(経皮水分喪失量の増加)、潤いを保ちにくくなり乾燥しやすくなると同時にアレルゲンや刺激物が皮膚に侵入しやすくなります。

免疫の過剰反応(Th2優位の炎症)

バリア機能が低下した皮膚にアレルゲン(自分のものではないと体が判断したもの)が侵入すると、免疫細胞(T細胞)が過剰に活性化し、IL-4・IL-13・IL-31などのサイトカイン(炎症を引き起こす伝達物質)が大量に産生されます。特にIL-31はかゆみに深く関与しており、これが強いかゆみを引き起こす主な原因の一つです。この免疫反応のパターンを「Th2優位の炎症」と呼び、アトピー性皮膚炎の病態の中心をなしています。

悪化要因(誘因)

発症後の症状を悪化させる主な要因を以下に示します。これらの誘因を一つでも多く取り除くことが、症状の安定につながります。

  • アレルゲン:ダニ・ハウスダスト・カビ・花粉・ペットのフケなど
  • 汗・皮膚への摩擦:汗で皮膚が蒸れる、衣類のタグや繊維が皮膚を刺激するなど
  • 細菌・真菌の感染:皮膚微生物叢の乱れにより黄色ブドウ球菌が定着した状態やカンジダ属の真菌が炎症を悪化させることがあります
  • 精神的ストレス・睡眠不足・過労:自律神経やホルモンバランスの変化が皮膚の炎症を増悪させることがあります
  • ホルモン変化:妊娠・出産・更年期に症状が変動することがあります
  • 食物:乳幼児期には食物アレルギーが症状に関与することがありますが、成人では関係が薄いことも多く、食事制限は医師の指示のもとで慎重に行う必要があります

アトピー性皮膚炎の治療

当院では、日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021」に基づき、患者様の年齢・重症度・生活背景を総合的に判断したうえで治療方針をご提案します。治療の三本柱は「薬物療法」「スキンケア」「悪化要因の除去」であり、これらを組み合わせることが症状の安定につながります。

ステロイド外用薬・タクロリムス外用薬

ステロイド外用薬は、炎症を引き起こすサイトカインの産生を広く抑えることで赤み・かゆみ・腫れを鎮めます。部位・年齢・症状の強さに応じてランク(強さ)を選択します。適切に使用すれば安全性の高い治療薬ですが、長期にわたる広範囲の不必要な頻回使用は皮膚萎縮・毛細血管拡張などステロイドの副作用が生じてしまうおそれがあります。使用期間・部位・量については医師の指示をしっかりお守りください。

ステロイドの総使用量を減らすためには、プロアクティブ療法という外用方法が有効です。使用方法は医師とともに決めていきますが、その際ステロイドではないタクロリムス外用薬(カルシニューリン阻害薬)やPDE4阻害薬などが有効です。これらの薬は免疫細胞の過剰な活性化を抑えることで炎症を鎮め、ステロイドとは異なる作用機序でかゆみを改善します。

抗ヒスタミン薬の内服

かゆみが強く日常生活や睡眠に支障が出ている場合などには、抗ヒスタミン薬の内服を組み合わせ、かゆみのコントロールを行います。これは、かゆみの伝達に関わるヒスタミンの作用を抑えることによりアトピー性皮膚炎のかゆみの症状を和らげます。第二世代の抗ヒスタミン薬は眠気が少なく、仕事・学業への影響を最小限にしながら継続しやすい薬剤もあり、個々人にあわせ選択し使用します。

生物学的製剤・JAK阻害薬

中等症以上のアトピー性皮膚炎で、ステロイド外用薬などの従来治療で十分な効果が得られない方には、生物学的製剤やJAK阻害薬などの新しい治療薬が選択肢となります。

生物学的製剤(デュピルマブやレブリキズマブなど)は、アトピー性皮膚炎の炎症の中心を担うIL-4・IL-13などのサイトカインを選択的にブロックします。JAK阻害薬(経口薬・外用薬)は細胞内のJAK-STATシグナル経路を阻害することで炎症とかゆみを抑えます。いずれも比較的速やかにかゆみが改善することが多く、QOL(生活の質)の向上が期待される治療です。ただし使用にあたっては適応条件があり、費用・投与方法・副作用リスクなどについて事前に丁寧にご説明します。詳しくはお気軽にご相談ください。

スキンケア指導

低下したバリア機能を補い、症状の再燃を防ぐためにスキンケアは治療と同等に重要です。当院では以下の点を個別にご指導しています。

  • 保湿剤の選び方・塗り方:入浴後5~10分以内に全身へ塗布することで経皮水分喪失(皮膚の角質層を通じての水分蒸散)を防ぎます。同じヘパリン類似物質含有クリームであっても基剤(薬のかたち)によって効果や塗り心地も異なります。クリーム基剤が良いのか、ローション基剤がよいのかなどを含め、患者様の肌状態に合わせた保湿剤を提案します。
  • 正しい洗浄方法:低刺激性のボディソープや洗顔料を泡立ててから手のひらで優しく洗います。ナイロンタオルでゴシゴシこすることは避けることが望ましいです。ぬるま湯で丁寧にすすぐことで皮膚への刺激を最小限にします。
  • 入浴温度・方法:熱いお湯はかゆみを悪化させます。38~40℃のぬるめのお湯での入浴をおすすめします。かゆみで入浴するのがこわい、などあればご相談ください。

悪化要因の除去

ダニ・ハウスダスト対策(寝具の適切な衛生管理・掃除機かけの頻度を増やす)、衣類の素材選び(綿素材が無難)、汗のこまめなケアなどが有効です。「特定の場所や食べ物・行動で症状が悪化する」と感じることがあれば、些細なことでも受診時にお伝えください。かゆみの少ない生活環境を一緒にととのえていきましょう。

高藤先生のひとこと

アトピー性皮膚炎は「完治しない病気」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、適切な治療とスキンケアを組み合わせ、生活を見直すことで、症状をしっかりとコントロールし、症状がでない状態(寛解)を目指すことが出来る方はたくさんいらっしゃいます。「治らない」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。

外来でよくうかがうのが「ステロイドを使うのが怖い」というお声です。確かに、ステロイドは副作用があります。私自身子どもの治療に必要とわかっていても恐怖が勝ち、適切に塗り続けることができなかったことがあります。不必要に強い薬を長期間外用したり、指示通りに減量できないなど誤った使い方を続けることは副作用を引き起こしてしまうリスクがあります。しかしながら、適切な強さ・量・期間を守って使用すれば、アトピー性皮膚炎の炎症を鎮め、そこから先に起こりうる食物アレルギーに非常に有用な薬です。そういったタイミングでこそ、主治医とうまく話し合い、何が怖いのか、どうするのが一番の選択肢になるのか何度も話し、理解することが大切です。怖いからと塗るのをためらい、炎症が長引いてしまうことのほうが長期的には皮膚にとって望ましくないステロイド使用量の増加、良くない皮膚状態の継続につながることもあります。薬の選択、使い方などについても不安な点は何でも遠慮なく聞いてください。

まどか皮ふ科クリニックでは、患者様のライフスタイル・ご希望・負担を丁寧にうかがいながら、無理なく続けられる治療計画を一緒に考えていきます。お一人おひとりに寄り添った診療を心がけていますので、まずはお気軽にご来院ください。
まどか皮ふ科クリニックが入る建物の外観

アクセス

まどか皮ふ科クリニック
〒560-0015
大阪府豊中市赤阪1丁目1番32号 
豊中赤阪ウェルビーイングテラス3階


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バスでお越しの方

・ 阪急バス「熊野田小学校前」バス停下車
  徒歩約2分

電車でお越しの方へ

・ 阪急宝塚線本線「豊中駅」より徒歩約18分
・阪急宝塚線本線「岡町駅」より徒歩約20分


駐車場・駐輪場

・建物裏に専用駐車場(7台)
・建物正面に提携駐車場(4台)を設置予定
・駐輪スペースあり


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14:00~17:00 ● ● ー ● ● ー

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