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円形脱毛症

円形脱毛症

こんなお悩み・症状はありませんか?

  • 突然、頭部に円形または楕円形の脱毛斑が現れた
  • 鏡を見ていたら、気づかないうちに抜けている部分があった
  • 脱毛斑がひとつではなく、複数ヶ所に広がっている
  • 頭髪だけでなく、眉毛やまつ毛まで抜けてきた
  • お子様の頭部に脱毛斑が見つかった
  • アトピー性皮膚炎があり、脱毛も気になっている
  • 一度回復したのに、また同じ部位や別の部位に再発した
  • かゆみや痛みはないのに、どんどん抜け毛が進んでいる
  • どこに相談すればよいかわからず、ひとりで悩んでいる

上記のような症状でお困りの方は、ひとりで抱え込まずにまどか皮ふ科クリニックへお気軽にご相談ください。

円形脱毛症とは

円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)は、頭部の毛髪が円形・楕円形に突然抜け落ちる皮膚疾患です。進行性の薄毛とは異なり、前触れなく短期間で脱毛斑が出現するのが最大の特徴です。自覚症状(かゆみ・痛みなど)がほとんどないため、「気がついたら抜けていた」という患者様も少なくありません。

発症の主なメカニズムは自己免疫疾患と考えられています。本来は細菌やウイルスなどの外敵を攻撃するはずの免疫細胞(Tリンパ球)が、何らかの原因で毛根を包む「毛包(もうほう)」を誤って攻撃し、毛髪の成長を妨げることで脱毛が起こります。免疫の異常攻撃が落ち着けば再び毛髪が生えてくる可能性があります。

まどか皮ふ科クリニックでは、皮膚科専門医が、日本皮膚科学会の「円形脱毛症診療ガイドライン2024」に基づき、患者様お一人おひとりの状態に合わせた診断・治療をご提案しています。

円形脱毛症の症状

脱毛斑の特徴

脱毛斑は数mm~数cmの円形・楕円形であることがほとんどですが、複数の脱毛斑が融合して不規則な形に広がる場合もあります。脱毛した部位の皮膚は通常、赤みや炎症はなくなめらかです。脱毛斑の縁に「感嘆符毛(かんたんふもう)」と呼ばれる、先端が太く根元が細い断毛がみられることがあり、これは活動性の高い円形脱毛症を示す所見として診断の重要な手がかりになります。

自覚症状がほとんどない

じんましんやアトピー性皮膚炎と違い、かゆみや痛みなどの自覚症状が乏しいため、脱毛に気づくのが遅れるケースが多く見られます。「美容院で指摘されて初めて気づいた」「家族から言われるまで全く気づかなかった」というお声を当院でもよくうかがいます。

脱毛の種類と重症度

円形脱毛症は脱毛の範囲・部位によって以下のように分類されます。

種類 特徴
単発型 頭部に円形・楕円形の脱毛斑がひとつだけ生じるタイプです。最も頻度が高く、数ヶ月~1年以内に自然軽快することもあります。
多発型 脱毛斑が複数ヶ所に生じるタイプです。脱毛斑が融合して範囲が拡大する「多発融合型」に移行することもあります。
全頭型 頭部全体の毛髪が抜け落ちる重症タイプです。多発型から進行する場合があり、早めの治療が大切です。
汎発型 頭髪だけでなく眉毛・まつ毛・体毛など全身の毛が脱落する最重症タイプです。速やかな治療の導入が必要です。

円形脱毛症の原因

自己免疫異常(最も有力な原因)

現在もっとも有力視されている原因は、免疫系の異常です。通常、毛包は免疫細胞から「攻撃対象外」として保護されていますが(免疫特権)、何らかの契機でこの保護が失われると、リンパ球が毛包を標的とみなして攻撃し始め、毛髪の成長が阻害されます。この自己免疫のメカニズムが解明が進んだことで、近年ではJAK阻害薬など免疫の経路をピンポイントで抑制する新しい治療薬の開発につながっています。

アトピー素因との関連

アトピー性皮膚炎・気管支喘息・アレルギー性鼻炎などのアトピー素因を持つ方では、円形脱毛症を発症しやすい傾向があると報告されています。円形脱毛症の患者様の約40%にアトピー素因が認められるとされているため、既存のアレルギー疾患がある方はご相談ください。

遺伝的要因

円形脱毛症の患者様の約20%において、家族内でも同様の脱毛症がみられることが知られています。特定の遺伝子との関連が研究されていますが、現時点では「発症しやすい体質の遺伝」にとどまり、必ず遺伝するというわけではありません。ご家族に円形脱毛症の既往がある場合は、早めにご相談ください。

精神的ストレスと生活習慣

「ストレスが原因では?」とおっしゃる患者様は多いのですが、現在の研究では円形脱毛症と精神的ストレスの直接の因果関係について科学的根拠は限られています。ただし、ストレスや過労・睡眠不足が免疫バランスに影響し、発症のきっかけや悪化因子となることは否定できません。生活リズムの乱れや慢性的な疲労が続くときは、自己免疫系への影響を念頭に置いた管理が望まれます。

円形脱毛症の治療

当院では日本皮膚科学会の「円形脱毛症診療ガイドライン2024」に基づき、脱毛の範囲・重症度・生活背景を総合的に評価したうえで治療方針をご提案しています。

外用療法

軽症~中等症の円形脱毛症に対して、まず外用薬による治療を行います。炎症を抑えて毛包の環境を整えるステロイド外用薬が基本となります。頭皮の血流を改善して育毛を促すカルプロニウム塩化物外用液との併用が行われることもあります。副作用は比較的少ないですが、同一部位へのステロイドの長期塗布は皮膚萎縮・毛細血管拡張などを招く場合があるため、医師の指示に従った使用が重要です。

内服療法

脱毛範囲が広い場合や外用療法だけでは効果が不十分な場合には、内服薬を使用します。抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬はアトピー素因を持つ患者様を中心に併用されます。重症・急速進行例には短期的なステロイド内服を検討する場合もありますが、肥満・血糖値の上昇・骨密度低下などの副作用があるため、適応を慎重に判断します。2022年以降、免疫シグナルの伝達を遮断するJAK阻害薬が円形脱毛症の治療薬として保険適用となり、重症例での有効性が報告されています。詳しくは受診時にご相談ください。

光線療法(紫外線療法)

皮膚科専門の紫外線照射装置を使った光線療法は、過剰に働く免疫細胞を抑制し、毛包の環境を整える効果が期待できます。ナローバンドUVB(311~313nm)やターゲット型紫外線治療/光線療法(308nm)が用いられ、いずれも円形脱毛症に保険適用される治療です。週1~2回の通院が必要ですが、全身への副作用が少ないのが特長です。アトピー素因のある患者様に特に有効であるとも報告されています。

生活習慣の改善

薬物療法と並行して、生活習慣を整えることも回復を支える重要な要素です。十分な睡眠・バランスのとれた食事・過度な疲労を避けることが、免疫バランスを保つうえで役立ちます。「どのような生活改善が自分に合っているか」など、受診時にお気軽にご相談ください。

【副作用・注意事項について】

外用ステロイドを長期間不適切に使用すると、皮膚が薄くなったり毛細血管が浮き出たりする場合があります。内服ステロイドには肥満・糖尿病・骨粗しょう症・ニキビなど多様な副作用のリスクがあります。JAK阻害薬は感染症リスクの上昇・脂質値の変動など、定期的な血液検査が必要な薬剤です。使用中に気になる症状が現れた場合は、自己判断で服薬を中止せず速やかに当院にご連絡ください。

【こんなときはご相談ください】

脱毛範囲が頭部全体・全身に及ぶ場合、または他院での治療を受けても改善が得られない場合は、専門医による詳しい評価と治療変更のご検討が必要です。まどか皮ふ科クリニックまでお気軽にご相談ください。

高藤先生のひとこと

円形脱毛症は突然発症する疾患であることから、「なぜ自分が?」と強い不安を感じられる患者様が多くいらっしゃいます。見た目への影響がストレスとなり、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ることもあります。そのお気持ちは、外来でよくうかがいます。

円形脱毛症の原因として最も重要なのは自己免疫異常ですが、アトピー素因・遺伝的体質・生活リズムの乱れなど複合的な要因が絡み合っていることも少なくありません。原因を特定しにくいケースもありますが、「原因がわからないから何もできない」ということはなく、現在は外用薬・内服薬・光線療法など複数の治療選択肢があります。

特に、早い段階から適切な治療を始めることが、長期化・重症化を防ぐために大切です。「これくらいで受診してよいのか」と迷われる必要はありません。脱毛が気になったら、まずはまどか皮ふ科クリニックへご相談ください。患者様のご状態・ご生活に合った治療方法を、一緒に考えていきます。
まどか皮ふ科クリニックが入る建物の外観

アクセス

まどか皮ふ科クリニック
〒560-0015
大阪府豊中市赤阪1丁目1番32号 
豊中赤阪ウェルビーイングテラス3階


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